少し前の思い出

野良猫、小旅行、日常など少し前に撮った写真についてあれこれ考えるブログ。時間差すごいよ。

どうして枯れてしまったのか

夏。
陽当たりの良い花壇で茎を真っ直ぐに伸ばし、花を鮮やかに咲かせているヒマワリがあった。

ピンと咲くヒマワリ

GRIII

小さな花壇に何輪ものヒマワリが咲いていて、ピンと空に向かって咲いていた。曇りだったからか、花が向いてる方向はバラバラだったけれど。
ああ、夏が来たと実感する光景。


隣にも同じ大きさの花壇があり、同じようにヒマワリが植えられていた。
しかしこちらの様子はだいぶ違っていた。

 

 

枯れていくヒマワリ

GRIII

花びらは落ち、色もくすみ、茎は頭上の重みでしなり曲がっていた。

 

さして条件が変わらない隣り合わせの花壇でこんなにも違う結果が並ぶと、何があったか気になってしょうがない。
植えられた時期が違うのか、品種が違うのか、肥料が違うのか、長雨が原因か・・・はたまた愛情が足りないのか。

 

考えても答えが出ないので、原因を知りたくなった。
しかし花を世話している人が近くに見当たらず、原因は推測するしかなかった。

花に疎い私にはそれっぽい正解も出せなかった。


花は何も言わず咲いて枯れていく。聞いても教えてくれない。

 

 

不可解なことが起きると原因を知りたくなるけれど、本人やモノが何も言わないならソレが見せてきた表情や変化で察するしかない。

問題の原因を知って改善するのはいいことでもあるけれど、時に余計な世話でもあるだろうし。よかれと思って・・・なんてのは自分の思い込みな場合もあるわけで。

花がどうして枯れたか知ったところで「へーそうなんだ。ふーん」と己の知的好奇心を満たすだけで、結果が変わることはない。

 

答えなんて出ないし分かったところでどうにもならないことを考えて悩んでしまう。

考えるのが無駄ってわけではないけれど。
考えすぎる意味を考えて、無間地獄にハマってしまった。

 

 

なんてことを2つの花壇を見ながら思った初夏でした。