シグマのレンズを使っていたところ、ピントが上手く合わない・・・。
後ピンだー!
(オートフォーカスで合った箇所より数ミリ後ろにピントが合う悲しい現象)
自分で調整するのも面倒だしシグマにピント調整依頼しよう!!
というのが前回の話。詳しくはこちらをどうぞ。
あれから一ヶ月。
時が過ぎるのは早いものです。
今回はピント調整から戻ってきたレンズについて記事を書こうと思います。
▶︎思ったより早く戻ってきたレンズたち
シグマにピント調整に出したレンズは2本。
・SIGMA望遠ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
・SIGMA単焦点レンズ 30mm F1.4 EX DC HSM
撮影確認用にこちらもレンズと一緒に送りました。
・カメラボディCANON EOS 7D 1台
・バッテリー 1本
月曜夕方にクロネコヤマトで神奈川県のシグマ カスタマーサポートへ発送。
その週の日曜午後にピント調整済レンズが自宅へ到着しました。
は、はやい。
修理納品書を見ると・・
月 夕方発送
水 受付
金 完成
日 午後到着
って感じです。
レンズ調整に出して1週間以内に戻ってきました。
問い合わせ時に「預かり期間は通常2週間」と伝えられましたが、思ったより早く戻ってきました。ありがたい。
発送の記事を書いた一ヶ月後に、この記事を書く私より仕事が早いです。
ちなみに調整にだした単焦点30mm F1.4 EX DC HSMは生産中止レンズで、故障がある場合ピント調整が難しかったのですが特に故障もなかったようで無事ピント調整されて戻ってきました。よかったー。
▶︎戻ってきたレンズの梱包
シグマから戻ってきたダンボールを開けるとこんな感じ。
一番上に見えるのはSIGMAの封筒。これには修理品依頼票と発送時に使用したボロボロなジップロックと、修理依頼票をいれたクリアファイルが入っていました。
返却してくれなくてもよかったけれど、客から預かったものは返却する姿勢なんでしょうね。律儀です。
シグマの封筒と上部のエアークッションを外すと、中央にはプチプチに包まれたレンズ・カメラボディ・バッテリーが入っています。
エアークッションが四方を囲んでいて、配達中雑に扱われても(たぶん)大丈夫。
自分が送った時よりしっかり保護されていて安心します。
この後エアークッションは指で突き、全ての空気を抜きました。一発で穴があくとスッキリするね!
ただし角度を間違うと突き指をしそうになるのが難しいところです。
さて。中身を出します。
プチプチの中には、さらにプチプチに包まれたレンズ・カメラボディ・バッテリーが入っています。
PUTIPUTIマトリョーシカです。
もう一度プチプチを外すと、ビニール袋に入ったレンズとカメラボディが出てきました。
バッテリーは発送時に自分が使ったジップロックに入っています。
プレゼントの過剰包装みたいですが、レンズやカメラボディを輸送中の衝撃や液体から守るためには必須。これぐらいで安心します。
修理納品書の連絡事項に「ピントの検査作業で視度補正ダイヤル、カメラモード等を動かしました」と書かれている通り、発送時のカメラ設定と変わっていました。
表示パネルを見ると測光モードが変更され、ドライブモードはセルフタイマーになっています。
変更されたと感じたのはそれぐらいかな。
他は特に気にならなかったです。
もしカメラボディの設定変更されて元の設定が分からなくなる人は、事前に設定をメモしておくといいかも。
▶︎不具合箇所と処置内容
戻ってきたレンズに添付されていた修理納品書に書かれた内容は・・・
修理内容:合焦性確認検査
処置内容:AFの合焦性確認検査及びAFデータの最適化調整を致しました。
連絡事項:検査の結果、後ピン傾向を確認致しましたので、AFの最適化を行いました。
修理料金:0円
運送料:0円
無料でピント調整されて、レンズ2本が戻ってきました。
▶︎ピント調整されたレンズで撮影してみる
ピント調整の撮影テストですが・・・
普段自分が使ってる感じでピントが合えばいいかなという「手持ち+ワンショットAF撮影」という雑な撮影テストです。
ブログにアップしている画像サイズも小さいので、厳密なピントを求めている方にはとても分かりにくいかと・・・!(自分でも自覚はあるんです)
◾️まずは望遠レンズAPO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSMをのピントテスト
ピントは中心・絞り開放(F2.8)・焦点距離200mmです。
いいんじゃないでしょうか。
前よりピントがピシッときてるような感じです。
マッチ箱の上部を後ろに倒して、斜面にして撮影テストしてみました。
左下の黒い文字にピント合わせてますが・・・さすがに画像が小さくてよく分からないので一部拡大します。
左下の黒い文字にピントが合い、白い文字は少しボケています。
意図する箇所にAF(オートフォーカス)が合ってるので、個人的には望遠レンズのピントはこれでいいかなと思いました。
◾️次は単焦点レンズ30mm F1.4 EX DC HSMのピントテスト
この単焦点はAPS-C用レンズなのでカメラボディを変更します。
フルサイズのEOS 5DⅢではなく、APS-CのEOS 7Dで撮影しました。
ピントは中心・絞り開放(F1.4)です。
中央のボトルにピント合わせています。右のペットボトルはやや後ろに下げました。
左の綾鷹は飾りです。
いい感じでピント合ってるんじゃないでしょうか。
綾鷹を少し前に出して前ピンもチェックすればよかったと今気がつきましたが、再度撮影する気が起きない。はは。
再びマッチ箱で撮影テスト。左側を奥に傾けました。
左下の黒い文字にピントを合わせています。
これも分かりにくいので、写真を一部拡大してみましょう。
どうでしょうか。左下の黒文字NTに合ってるんじゃないでしょうか。
単焦点レンズも望遠レンズと同じく、AF(オートフォーカス)が合ってると思いました。
▶︎ピント調整はどうだったか
私個人としては、ピント調整だしてよかったです。満足しています。
以前よりも思った箇所にピントが来るようになり、撮影時のストレスが減りました。
今回のピント調整が気に入らなければ、もう一度シグマへ調整依頼だそうと考えていましたが、自分が納得するピントだったので再調整は今のところないです。
かかった費用もシグマへ発送する1000円ぐらいだけでした。
カスタマーサポートが近場にある人は直接持っていけるから、もっと安くすみそう。
ただしピントが合ってるかちゃんと確認するなら、ピントテストチャートを用意してカメラを三脚に乗せてセルフタイマー撮影がいいと思います。
私みたいに手持ちでそこら辺のものをワンショット撮影するより厳密に結果が分かるかと。手持ち撮影って微妙にズレてそうだし。
ピントも気持ちもモヤモヤしていたのが、シグマにピント調整出してすっきりしたので、シグマのレンズ使っててピントが気になる方は一度調整に出してみてはいかがでしょうか。
ピント調整前後を比較できるようなものを事前に撮影していると、調整後のジャストピンが目に見えて分かると幸せになれますよ。きっとね。