撮時にどこへピントを置くかよく迷う。
「何を見せたいか」でピントの位置が変わると思うんだけど、ああでもないこうでもないとしているうちにゲシュタルト崩壊を起こして、もういいやってなってしまうことが多い。
今回はそんなピント迷子の記録。
特に私が迷子常連になるテーブルフォト。
食後のチョコケーキのベリーがカチカチだったので、食べ頃になる前に撮影練習をしました。
EF50mm F1.4 USMのレンズ、Avモードf2.8で撮影。
うーん・・・チョコケーキにしかピントが合ってなくて、手前でカチコチになったベリーの群れがボケている。
ケーキがメインならこれでいいと思うけど、主張が激しいベリーがボケててフラットなケーキの端っこだけにピントが合ってるってのはなんだかなあ・・・。
ピントが微妙すぎて写真を見てると視力が落ちたような感じがする。ということは、たぶんピントの位置が違う。
ちょっと立ち上がって撮影。
チョコケーキの上部とベリーたちに若干ピントが合って、さっきよりはいい感じ。
でもベリーの主張が全然ない。
皿を逆時計周りに少し回転して、チョコケーキ横の大きいベリーにピントを合わせる。
ベリーとチョコケーキ両方に意識がいくようになった。
中央のベリー側面にピントがあれば決まるんだけどなあ・・・これでもいいかなあ・・・。
と思いながら皿を時計回りに回転。
ベリーを手前にしてみる。
ベリーを主役にしてみた。
なんかベリーの群れが赤い松ぼっくりみえてくる。
女子力を感じるからこれにしよう。女子力ってよく分からんけど。
位置は決定したので、もっと寄ったパターンも撮影してみようと身を近づけたら・・・ピントが合わなかった。
そうだ、今使ってるレンズ(EF50mm F1.4 USM)は最短焦点距離が45cmだった。これ以上寄るとピント合わない。
こうゆう時 EF35mm F2 IS USM(最短焦点距離24cm)があるともっと寄れて便利なんだよね。食事たくさん撮るぞ!って時はいつも持っててるし、旅行で使いやすいんです35mm。大好き。
しかし残念ながら今回は35mmを持ってなかったので、撮影後にLightroomでサイズ変更することにした。
ついでに彩度いじって、ベリーのピントが甘い箇所にシャープをかけて、ちょこちょこいじって完成。
ベリーが主役のスイーツだなこれ。
本来メインであろうチョコケーキが完全に添え物になっちゃったけど、美味しそうに出来たので良しとしよう。
全体的にベリーピントが合うようF値を大きくしてf3.2かf3.5で撮ってみてもよかったかも。
ちなみに食欲に負けてベリーがカチコチのまま完食しました。味は普通でした。